StateoftheCommons

私は@creativecommonsを、ほとんど毎日使います ... あなたなしには生きられません

- Julie Hiltz, NBCT @JulieHiltz

ようこそ

クリエイティブ・コモンズは、共有とコラボレーションのためのグローバルな活動組織です。 クリエイティブ・コモンズは、共有とリミックスのための無料の国際的で使いやすい著作権ライセンスを作成し、維持と普及活動を行なっています。

私たちは、教育関係者、社会活動家、科学者、支持団体、クリエイターからなる国際コミュニティを活性化させ、様々な「コモンズ」を支援しています。「コモンズ」の認知度と可用性を高め、あらゆる地域のコミュニティに結びつけるためのツールを提供しています。

ここ数年は、クリエイティブ・コモンズにとって変革の時期でした。2015年には、「コモンズ」のコラボレーションと活動力を高める野心的な新戦略を打ち出しました。CCのイニシアティブのそれぞれは、技術プロジェクトとグローバルコミュニティの活動を通じて「コモンズ」の潜在力を最大化します。

2017年には、新しいスポンサー達の支援を受けて最大規模のグローバルサミットを開催しました。私たちは大規模で国際的なクリエイティブ・コモンズのグローバル・ネットワークを再設計し、これを実現するために新しいオンライン・インフラを構築しました。新しい開発チームはCCサーチのベータ版をリリースし、作品へのリーチ数を高めました。

私たちは世界中の図書館員や教育関係者からの需要に応える認定プログラムを立ち上げました。私たちは、TPPや欧州の著作権の変更に反対し、各国政府のオープンな教育政策を支援しました。ユネスコは今年、オープン教育政策と加盟国への支援に向けて、私たちとのコラボレーションして成果をあげました。私たちは、CCのライセンスを保持しながら、これらの問題に取り組んできました。クリエイターと権利所有者が10億以上もの作品にCCライセンスを付与することで、誰もが利用可能な創造性と知識の利用範囲を拡大してきました。

私たちは、共有とコラボレーションがWebの潜在力を最大限に引き出すことができると信じています。

「コモンズ」を進化させるためには、強い意志と高い志をもつ才能ある人々が不可欠です。私たちは毎日、そのような人々と仕事をする恩恵を感じています。今年の報告書には、そのような話題が多く含まれていますが、これだけではありません。私たちは、CCライセンスに基づいてコモンズに貢献しているすべての人に最大の謝意を表します。

感謝をこめて
Ryan Merkley
CEO, Creative Commons

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クリエイティブ・コモンズに貢献する

私たちのオープン教育、オープンポリシー、グローバルな知識共有のプロジェクトを支援してください。

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データ

14億

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス作品

2017
100%
2016
82%
2015
76%
2014
60%
2010
27%
2006
10%

CC作品を共有する主要プラットフォーム

flickr

4億1510万

YouTube

4,900万

Wikipedia

4,670万

Deviant Art

4,000万

Wikimedia Commons

3,690万

eruopeana

2,870万

Vimeo

660万

Internet Archive

310万

DOAJ Directory of Open Access Journals

270万

Thingiverse

230万

500px

120万

Medium

740,896

Jamendo Licensing

556,126

PLOS

200,000

Free Music Archive

114,969

世界における
私たちの活動

6つの地域にまたがる104の支部

  • 北米: 2
  • 中南米: 16
  • ヨーロッパ: 42
  • アフリカ: 7
  • アラブ世界: 6
  • アジア太平洋: 30
cc search

サーチ

2017年にCCサーチを最も多く利用した国

USA
UK
Canada
Spain
Germany
Australia
セッション
クエリ
サイト訪問者
ソーシャル・フォロワー

2017年に最も利用された言語

英語

スペイン語

ポルトガル語

ドイツ語

フランス語

最もシェアされたソーシャル・メディア

Fight for Net Neutrality
純中立性
メトロポリタン美術館パブリック・ドメイン
Open Access
オープン・アクセス

ご存知でしたか??

ヨーロピアナ・コレクションズでは、オープンライセンスで提供されているデザイナーサングラス42点を展示しており、中にはなかなかクレイジーなものもあります。

‘The Kiss’, sunglasses by Oliver Goldsmith Eyewear, 1958. Courtesy Victoria and Albert Museum, CC BY

the machine

ツール

テクノロジー、発見、そしてコラボレーションのためのツール

広い視野と強い使命感を持って成長を続けるコモンズのチームは、日々コモンズを見つけやすくしています。「コモンズの最初の扉」となった改良版CCサーチはCC Suiteの最新の製品です。

2017年2月、私たちはCCサーチを発表し、プレスやユーザーからは新しい「コモンズの最初の扉」だと、お褒めの言葉を頂きました。 2017年の間も、引き続きイメージや機能を追加し、チームを成長させてきました。製品エンジニアリングの新ディレクターPaola Villarreal(パオラ・ヴィラレアル)の指揮の下、CC技術チームは3つの新しいサイトを展開しました。「State of the Commons」、「2018年グローバル・サミット」、そして「認定プログラム」です。加えて、復活したグローバル・ネットワークのための新しいメンバーシップ・サイトの公開、新しくできたTermination of Transfer Toolの発表、そして私たちのライセンスを一新させるアシストをし、Python 3にアップデートしました。

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「クリエイティブ・コモンズは、フィルター、リスト、ソーシャル・シェアリング機能を備えた新しい画像検索エンジンを公開しました。クリエイティブ・コモンズのおかげで、あなたのウェブコンテンツのためのフリーで合法的な画像を見つけるのはかつてないほど簡単になりました。」

Techcrunch.com

ご存知でしたか??

メトロポリタン美術館がCC0オープン・アクセス・イニシアチブをローンチしたところ、数週間のうちに、画像のダウンロードは260%の増加を記録しました。

Gift of Assunta Sommella Peluso, Ada Peluso, and Romano I. Peluso, in memory of Ignazio Peluso, 2003 CC0
(Assunta Sommella Peluso、Ada Peluso、Romano I. Pelusoの寄贈。Ignazio Pelusoを記念して)

ライセンスと法的ツール

私たちの法的ツールとライセンスは、私たちの活動の屋台骨です。今年は、ウェブ上でのシェアのための法的フレームワークとツールの堅牢さを強化するためのいくつかの画期的な達成をしました。

2017年、私たちは新たに7つの言語でCC 4.0ライセンス群の翻訳が提供されることを歓迎しました。トルコ語、フランス語、イタリア語、スウェーデン語、アラブ語、クロアチア語、ドイツ語です。また、CC 0も新たに3つの言語で翻訳が提供されました。イタリア語、ラトビア語、スウェーデン語です。これらの言語は世界で最も広く話されている言語の一部にあたり、翻訳のプロセスはコミュニティ主導で、私たちのグローバル・ネットワークの専門性に恩恵を受けました。CCは、ライセンス管理の責務の一環として、CCライセンスに関わるいくつかの係争に注視しました。その内の1件については、特に非営利の意味に関するライセンスの適切な解釈についてガイダンスを提供するためのアミカス・ブリーフを提出するリクエストと共に自ら介入しました。把握しているそれぞれの件で、CCライセンスは執行され、正しく解釈され、堅牢さと明瞭さを裏付けることになりました。

加えて、私たちは、コモンズ証とライセンスのページのフレームのデザインを改訂し時代にあったアピールを備えたものへとリフレッシュしました。ユニコードへの申請を提出し(2018年に承認)、記念すべき「解除移転ツール」(後述)のローンチも行いました。とりわけユニコードによる承認は、私たちの既に手堅いポートフォリオへの心躍る追加となりました。クリエイターは、テキスト内のアイコンを用いて、作品がCCライセンスされていることを簡単に示すことができ、利用者は、CCライセンスで提供されている作品を利用する際のクレジット表記をアイコンを使って提供することができるようになります。私たちは学術系の成果物とデータのプレプリント公開に関する政策策定のフォーラムに参加し、開発途中の製品への組織横断の支援を継続し、私たちの商標とブランドのサポートと保護を行いました。

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Photo via Margorie Merel, CC BY

コミュニティ紹介

Margorie Merel

パナマにおけるコモンズ運動の自称「使徒」であるマーゴリーのCCへの関与は法学と政治学の学術研究の一環として始まった。

確固たる主唱者として、マーゴリーはすぐにCCネットワークの不可欠な一部となりました。 今年、彼女はパナマのテレビでクリエイティブ・コモンズの必要性を語り、数多くの地元の大学において研究を発表しました。マーゴリーにとって、「教師との教えと分かちは、私の土台です...私は、教育、法律を信じるムーブメントの一部になりたいのです。もし、私たちが分かち合うなら、教育へのアクセスが確保されたより良い社会を築くことができます。私は教えるのが大好きで、CCは私の国に違いを生み出すことができる人々に近づく機会を提供してくれます。」

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プロジェクト紹介

RightsBack.org

ターミネーション・オブ・トランスファー(Termination of Transfer (“ToT”))は、作家を支援する団体Authors Allianceとクリエイティブ・コモンズのコラボレーションによってできた、作家が自身の作品の権利をもっとコントロールできるようにするためのツールです。

このツールによって、作家は、自由に共有したり再リリースすることの妨げとなっていた権利の移転に関する条項の終了について作家が学習し、それによって、この条項を終了させることができるようになります。芸術家、写真家、学者、科学者など誰しもがこの新しいツールを使って、過去に失った権利を復活させるための要素やタイミングを見つけることができます。 現在はまだ米国内での権利にしか適用できませんが、クリエイティブ・コモンズは今後、このツールが世界中で利用できるように国際化させる予定です。

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CCツールとプラットフォーム

世界中にいるクリエイティブ・コモンズの仲間たちは、その存在をたたえ、議論し、より良いものにしようとしています。新しく始まったユーザビリティ・イニシアチブによって、私たちは新しいフェーズに向かっています。これからは共有がもっともっと簡単になっていきます。

Met Open Accessイニシアチブの発動で始まったこのエキサイティングな年。CCのユーザビリティは新しいフェーズを迎えました。共有することの意義や、ウェブの新時代で使えるツールへとアップデートしていくことに力を注いでいこうとしています。 サンフランシスコ、ニューヨーク、ワシントンDC、タイなどで開催した大きなイベントでは、これらの課題について、CCプラットフォーム、メーカー、アーティスト、技術者など色々な人と考えました。4月にはKickstarterで集まった資金で「Made with Creative Commons」を出版し、ビジネス、非営利、芸術等でのCCの「プロソーシャル」な使い方について議論を展開しています。

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「オープンアクセス」化により、メトロポリタン美術館のデジタル事業は善意と真実に包まれました。

– Artnet, 2017年8月10日

Photo by Scann, CC0

コミュニティ・インパクト・スポットライト

Scann + Open GLAM

「CCは、私が不公正かつ不公平と考える世界を変える手助けをする空間を与えてくれました。 私はすべての人に知恵を提供したいと思うし、CCは私がそれを達成できると感じている場所です。」 - Evelin Heidel(Scann)

私たちのグローバルコミュニティに欠かせない長期的なメンバーであるEvelin Heidel(Scann)は、アルゼンチンにおけるグローバルOpen GLAMの主導者の1人であり、私たちのネットワークにおいて多様性と包摂性を強く訴えています。

CCの一員として、コモンズへのScannの貢献は広範かつインパクトがあります。パブリックドメインの書籍を無償化するアルゼンチンの施設にDIY Book Scannerをインストールすることを手伝ったり、記事を翻訳したり、デジタル化に関するワークショップを開催したり、ブエノスアイレスで行われた2013年のグローバルサミットを運営したり、2012年にLibrebusプロジェクトを組織するのに役立ちました。最近では、CCグローバルネットワークの戦略運営委員会と移行委員会の一員でした。友人や同僚と共に、彼女は彼女はアルゼンチンの作家のパブリックドメインのデータベースを維持管理するために働いています。「このコミュニティの最も重要なことの一つは、私が深く感心する人々やプロジェクト、私が見て知識にアクセスする方法を根本的に変えたと思う人々やプロジェクトと一緒に働く機会があることです」Scannはそう話します。「彼らと共に働き、彼らから学ぶ機会を持つことは、私の人生で最も驚くべき特権の1つであり、それに対して私は感謝しています。」

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Big Openについて議論するRyan Merkley、 Katherine Maher、Mark Surman(ロンドンでのMozFest 2017にて) CC BY-SA 4.0

プロジェクト・スポットライト

Big Open

「いくつかの団体で、ここ最近、未来を理解するためのいくつかのプロセスを踏んできました。興味深いのは、みんなが似たようなところに着地したこと、同じものを見
据えたことです。」 -Katherine Maher(キャサリン・マー)(2017年。ウィキメディア財団エグゼクティブ・ディレクター)

私たちは「Big Open」のパートナーとして、コモンズのための新しい連帯運動を推し進めるためにも、他のオープン関連団体と一緒に活動しています。

この大きな運動に関しての新しい流れの契機となったのは2017年8月のWikimaniaでした。この運動に関わる他のパートナー、特にウィキメディア財団とMozillaと共に、人々が活動しやすいよう、共有する価値観を融合させています。政治的なところでは、Big Openは様々な意見を取り入れる場所となり、世界規模での急進的な参加がどういうものになりうるかというビジョンを示しています。CCポーランドのAlek Tarkowski(アレック・タルコウスキ)は、「各個人は、色々な役割を担っています。」と述べつつ「でも、世界を見てみると、コミュニティ同士で内容のかぶるところがあり、それぞれたくさんの目標やプロジェクトを抱えています。具体的なプロジェクトや団体が活発になるだけではなく、団結して行動することによってこの動きを強化させることが必要です。」と発言しています。コミュニティ中心のオープン・ムーブメントのビジョン以上に、Big Openは多数のコミュニティに関わる様々な各プロジェクトや各団体と共同でサポートしていたきたいと考えています。

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創造的な人々がメトロポリタン美術館のコレクションを、無制限に利用し、共有し、リミックスしている状況に興奮しています。

- Loic Tallon, メトロポリタン美術館チーフ・デジタル・オフィサー

認定コース

Mari Moreshead CC BY

CC認定コース(CC Certificates)は、オープン教育資源(OER)として作成されたコースで、2017年末に開始されました。最初の50名の図書館員や教育者のグループを迎え、よりオープンな世界へ向けて取り組んでいます。

図書館員や教育者が、所属する組織内でCCライセンスと著作権教育をより効果的に取り入れられるように、CCは2017年に至るまでの2年間の期間で、CC認定コースのカリキュラムをデザインしました。

このコースへのこれまでにない需要の高さに応えるべく、担当チームは、このプログラムを他の職種にも合うように拡張する意欲を持っています。50名のベータ・グループは420名以上の応募者の中から選ばれました。この最初の参加者のグループは、コースを修了することに加えて、毎週の教材やテスト問題等についての評価を提供し、コースの改善に力を貸しました。

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コミュニティ

グローバル・ネットワーク

2017年には、コミュニティ主導戦略の見直しによって、コミュニティを世界規模でまとめ、協働し、共有するためのCCグローバルネットワークの基礎作りができました。

本年、私たちは、著作権改革、オープン教育、GLAM、コミュニティ開発という4つの新しい組織委員会を立ち上げました。 これらのプラットフォームはCCネットワークの新しいビジョンであり、クリエイティブ・コモンズにとっては認知度と支援が急速に高まる時代をつくるものとなります。
2年以上の歳月と何十人ものCCコミュニティのメンバーが関わって進めてきたこのプロセスは新しいメンバーシップ・プログラムを作るための文書を作りました。このプログラムでは、ボランティアで仲間たちと一緒にオープン関連のことをやりたいという人が、ローカルレベルで自分たちで活動できるよう、仲介者を紹介したりします。

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ツールそれ自体よりも、ツールを使いこなす人々の方がはるかに重要です。

– Caroline Woolard, コラボレーション、コミュニティ、コモンズにおける対話アーティスト

サミット

Creative Commons Global Summit 2017 Sebastiaan ter Burg CC BY 2.0

共有とコモンズ:次に始まるのは何? 毎年コモンズが集結するイベント、グローバル・サミットは、世界中に散らばるオープン賛同者たちが開催を待ち遠しく思うものになりました。

60カ国以上から400名を超えるコモンズの仲間たちがトロントに集合しました。コミュニティや協調体制づくり、そしてCCグローバル・ネットワークの未来を考えるための素晴らしい週末を送ることとなりました。今回のサミットでは、これまでの記録更新となる90名(全参加者の1/4に近い数)ものスカラシップ獲得者が参加しました。ハイライトは100を超えるセッション、国際的に知られている活動家による4つの基調講演、5つの議題、そして200ポンド(約90キロ)のパルミラ遺跡の3Dレプリカ(re:3D and the #NEWPALMYRAプロジェクト提供)です。

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Ken Bauer 2017/365/284 Uncommon Women CC BY-NC-SA 2.0

プロジェクト・スポットライト

UnCommon Women

CCカナダの理事であるKelsey Markley(ケルシー・マークリー)率いる UnCommon Womenイニシアチブの一環として、コモンズにいる最も刺激的な女性たちの顔の「ぬり絵」でサミット参加者は迎えられました。

「私がUnCommon Womenを始めた理由は、図書館、CC、Mozilla、学会、ウィキペディア等でのオープン・ムーブメントで活躍する多くの強くて、輝いている、忙しい女性たちのことを称え、世に伝えたいと思ったから」とKelseyは言いました。 UnCommon Womenは、オープン・ムーブメント、テクノロジーなどで女性の声をもっと聞くべきという趣旨の交流やコネクション作りに役立つ珍しい(Uncommon)コミュニティづくりをしています。

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私たちは過去よりも未来に期待しています - この場所は、シリアの文化的アイデンティティとその民衆を鼓舞し、それをデジタルで解放するための意義ある戦いの場です。

- Barry Threw, 「3D印刷されたパルミラ遺跡がいかにしてトロントに設置されたか」 CBC, 2017年5月2日

政策

私たちは、科学研究や教育素材を促進すること、ネットの中立性を守ること、そして著作権制度の透明性と再調整を要求することを通して、公共の利益のための著作権制度のリフォームを提言することによって、進歩的な政策変更をサポートしています。

今年だけで40以上のブログ記事と白書を公開しており、私たちはウェブ上で最も重要な問題に関する議論において重要な声であり、その声はグローバルメンバーネットワークのサポートによりますます強くなってきています。今年は、専門的な政策分析を作成し、著作権問題に関するパブリックコンサルテーションに対応するために協力しました。私たちは、Communiaを含む関連するワーキンググループや連携に貢献し、Mozilla Festival、Rightscon、そしてWIPOのような、さまざまな重要な政策会議やイベントに参加しました。

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Fundación Karisma, Colombia

コミュニティ・インパクト・スポットライト

“シェアすることは犯罪じゃない!” CC はディエゴ・ゴメズを支援

“Compartir no es delito!” "Sharing is not a crime!" (シェアすることは犯罪じゃない!)このスローガンは世界中で聞かれました。 市民セクターの組織であるカリスマ財団がディエゴ・ゴメズを支援するためにも声をあげました。彼はコロンビアの保全生物学者で、研究論文をオンラインでシェアしたことで起訴されました。

EFF、Derechos Digitales、SPARCといった組織と共に、私たちは決定的に重要な連帯を提供し、このキャンペーンを支援し、英語とスペイン語で9本のブログ記事を書き、ソーシャルメディアを通じて支援し、ディエゴの巨額の法的費用の支払いに力を添えるためのクラウドファンディング・キャンペーンの準備を手伝いました。今年、ディエゴは全ての嫌疑について無罪が言い渡され、シェアする権利をめぐる3年間の法的闘争が終結しました。

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Mariana Fossatti Photo by Celeste Korol CC BY-SA 2.0

コミュニティ紹介

Mariana Fossatti(マリアナ・フォサッティ)

「アクティビスト、アーティスト、政治家、図書館員、教師、学生、学者、ジャーナリストを含む幅広い領域で活動できるようなコミュニティの一部にいるのが私は好きです。彼らはより公正な(just) 世界への闘争と社会的正義への興味を共有しています。」マリアナは10年前にCCライセンスを使い始めてから自分をフリーカルチャーのアクティビストと考えています。

2013年、彼女は他のアクティビストやフリーカルチャー組織に加わりCCウルグアイ・チャプターを設立しました。CCウルグアイは現在ではクリエイティブ・コモンズの中でも最も活発で生産的なコミュニティのひとつで、Derecho a la Culturaという社会組織の集団の一部でもあります。彼女は現在CC UYの数々のコラボレーションプロジェクトに関わっており、
パブリックドメイン作品のためのAutores.uy、フリーなミュージックのカタログMusica Libre、映画祭や音楽祭、著作権とライセンシングに関するワークショップなどがあります。過去数年、マリアナは“Todos ganamos derechos”というキャンペーンに参加し、ウルグアイの著作権改正を支援しました。マリアナによれば「グローバルなムーブメントの一部でいることで、大きな大学や政府、地元の図書館やアーティスト団体とコラボレーションをするのに役に立つツールを使って、ローカルに考え・行動することができます」

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ご存知でしたか??

PLOS は7,000名の編集委員と、毎年70,000名を超えるボランティア査読者を擁しており、全ての記事がCCライセンスで提供されています。

オープン・エデュケーション

オープン教育活動で焦点を当てているのはオープン教育を提唱しその意識を向上させること、実務や政策をオープンにしていくこと、新しく指導者となってくれる人を育てること、一緒に活動をリードしていくこと、そしてオープン・エデュケーション・リソースを作り、採用していくための新しいモデルを開発することです。

本年、オープン・エデュケーションは世界中で、以下に挙げるような様々な場面で業績を残しました。例えば、第2回OER世界会議の開催とそこで採択された2017年リュブリャナOERアクションプラン、ケープタウン宣言+10、OER政策概要の作成、政府のためのOpen Licensing Playbook作成、ルーマニア・モロッコ・南アフリカ・キルギス・スロベニア・バングラデシュ・ナイジェリア・サウジアラビア他でのオープン教育に関する国家戦略、EU・ブリティッシュコロンビア州及びアルバータ州(カナダ)・アメリカ合衆国の州及び連邦機関でのオープンライセンスに関する政策の策定などです。また、新しくできたCCオープン・エデュケーション・プラットフォーム(CC Open Education Platform)に存在する700名を超えるメンバーと共に、さらにオープン教育を進めたいと考えています。

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コミュニティ・インパクト・スポットライト

CCタンザニア

タンザニアのCCコミュニティは、知識への自由なアクセスの必要性についてコミュニティを教育するための法とアドボカシーに関する強力なフレームワークを打ち立てました。

ワークショップ、トレーニング、会合を実施し、関係組織とのパートナーシップを構築し、CCタンザニアは何千もの人々にリーチし、タンザニア国内外での継続的な連携と強力のフレームワークを打ち立てました。今年はCCタンザニアは、コミュニティ形成の取り組みを加速させて、学生、若手の図書館員、および弁護士に対してトレーニングを提供し、アフリカにおけるオープンアクセスとオープンデータを後押ししました。

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コミュニティ紹介

Amanda Coolidge(アマンダ・クーリッジ)

「私はCCに関わる個人を変化のリーダーとみなし、このコミュニティが私たちの社会の方向性を決めると信じています。」

Amanda Coolidge(アマンダ・クーリッジ)は、BC Campusのオープン・エデュケーションのシニアマネージャであり、ブリティッシュ・コロンビア州にある25の公立高等教育機関と協力してカナダでのオープン教育を提唱しています。CCオープン・エデュケーションのプラットフォームの一員であるAmandaは世界中のオープンな教育者を結び付け、彼らがその声を広げることを助けるために、オープン・エデュケーション運動の声を支持するための人気のTwitterハッシュタグ#500andcounting(今は#700andcouting)と、オープン・エデュケーション運動の声明を支持するための視認性の高いキャンペーンと行動喚起を始めました。
「CCのコミュニティメンバーの情熱が本当に大好きです」とAmanda氏は言います。 「多様性の視点と莫大な知識共有が私をこのコミュニティに導きます。CCと関係のある人々と関わることが大好きです。なぜなら、私のように、知識はすべからくアクセスできるようになるべきであり、情報を共有することによって私たちがより良くなれると信じているからです。」

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コミュニティ・ビルディング

Community Activities Fundは、2017年6月の開始以来、世界中の27のプロジェクトに資金を提供し、コミュニティ・プロジェクトに17,000ドル以上を拠出しました。

クリエイティブ・コモンズのムーブメントのファシリテーターとして、CCは、会議、チーム・ビルディング・イベント、ガイドブック、サロンなど、コミュニティ主導プロジェクトの資金調達を優先しています。 さらに、西アフリカとジンバブエのCCコミュニティの成長を促進し、ヨルダンとベネズエラでの活動を活性化するために、多くのアフリカのコミュニティメンバーと協力しました。

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Moh'd El Hafez Photography

コミュニティ・インパクト・スポットライト

CCヨルダン

再生されたCCヨルダンのコミュニティは、アラブ世界でのクリエイティブコモンズ活動の拠点です。

地域コミュニティにおける新しいクリエイティブ・コモンズの存在感を示す存在として、CCヨルダンは、Wikimedia Levant、TechWomen、Sumaya University for Technology、I-Dareを含む他の組織とともに活動しています。今年、CCヨルダンは、私たちのGlobal Community Activities Fundとコミュニケーションツールの助けを借りて、再スタートを切りました。今年、公式のミーティングを行うなど、ミーティングやイベントを通じて、メンバーとボランティアのネットワークを構築しています。

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Photo by joi Ito CC BY 2.0

プロジェクト・スポットライト

Bassel Khartabilフェローシップと記念基金

2017年8月1日、私たちは、2012年以降拘留されていた友人バッセル(サファディ)ハルタビルが2015年の失踪直後にシリア政府によって処刑されていた、という悲しいニュースを受け取りました。

ハルタビルは、パレスチナのシリアのオープンインターネット活動家、フリーカルチャーのヒーロー、そして私たちのコミュニティの重要なメンバーでした。クリエイティブ・コモンズとそのパートナーは、彼のコモンズへの貢献を称えて、バッセル・ハルタビル記念基金とフリー・カルチャー・フェローシップを立ち上げ、彼のレガシーを継承します。1年足らずで記念基金は、アラブ世界のオープンコミュニティにおける協力、コミュニティ構築、指導力育成を促進する個人を支援するためのフリーカルチャーに関するプロジェクト、プログラム、助成金のために26万ドルを調達しました。

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ご存知でしたか??

ウィキメディア・コモンズは4200万点を超えるファイルを擁しており、全てフリーライセンスで提供されています。

クレジット: Basotxerri CC BY-SA 4.0

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財務

費用

プログラム別費用
2016年監査済み財務

$
教育
85%
$
テクノロジー
49%
$
国際 / アフィリエイト
41%
$
文化、コミュニケーション、プラットフォーム・サポート
41%
$
法務
24%
$
ポリシー
12%
$
資金調達
45%
$
管理
40%

収入

カテゴリー別収入
2016年監査済み財務

$
財団
86%
$
個人
10%
$
企業
8%
$
現物寄付
2%

2016年に、クリエイティブ・コモンズは、ウィリアム・フローラ・ヒューレット財団から1,000万ドルの寄付を受けました。これは、CCの新たな組織戦略の活動を支援するために多年にわたり活用されます。

感謝します

クリエイティブ・コモンズは、私たちのビジョンを共有し、すべての仕事を支援いただいた財団、スポンサー、個人援助団体のグローバル・コミュニティに謝意を表します。 世界のボードメンバー、スタッフ、関連グループ、貢献者のクリエイティブ・コモンズ・コミュニティ全体を代表して、ありがとう!

謝辞

私たちは、ウィリアム・フローラ・ヒューレット財団、匿名者、アルカディア・ファンド、アーゴディア基金、ブリン・ウォジキチ財団、チャールズ・アンド・リン・シュスターマン家族財団、クーポン・フォロー、eCampusオンタリオ、エリック・サルトマン、ビクトリア・モンロー慈善基金、フォード財団、Google、博物館と図書館サービスの研究所、ジョンS. & ジェームズL.ナイト財団、Mozilla、プライベートインターネットアクセス、Re:Create Coalition、サミュエルH.クレス財団、スチュワートJ.グース、弁護士、およびVadasz家族財団からの寄付を受けました。

今年のコモンズ報告書に貢献した以下の個人および団体に感謝したいと思います。ありがとうございました!

Erin Simonとそのチーム, Google
Eleanor Kenny, Europeana
Liviu Iorgulescu, Jamendo
Lila Bailey, Internet Archive
Brian Carver, YouTube
Danielle McKay, DeviantArt
Cheyenne Hohman, Free Music Archive
Ross Oldenburg, Free Music Archive
Frank Polcino, Makerbot/Thingiverse
Catherine Snow, Makerbot/Thingiverse
Sylvia Ng, 500px
Rommil Santiago, 500px
Neil Quinn, Wikimedia Foundation
Ed Erhart, Wikimedia Foundation
Alex Feerst, Medium
Simon Steinberger, Pixabay
Matt Lee, Libre.fm
 

翻訳

まもなく公開
 

アトリビューション

アトリビューション情報は、レポートのほとんどの画像のすぐ下、または横に表示されています。レポートに直接表示されなかった画像は以下のとおりです

Cable Green, Creative Commons Global Summit 2017 by Regina Gong CC BY 2.0

Sebastiaan ter Burg撮影Creative Commons Global Summit 2017(CC BY 2.0)

CC Summit 2011 Warsaw by Kristina Alexanderson CC BY 2.0

Rebecca Lendl撮影 (CC BY)

Jennie Rose Halperin撮影 CCサミットのMegan (CC BY 2.0)

by Sebastiaan ter Burg撮影 terBurgDSCF0489 (CC BY 2.0)

Noun Project アイコン

Noun ProjectのNirbhayによる制作

Noun ProjectのEucalypにより制作

Noun Projectの Prasadにより制作

Noun Projectの Icondesk により制作

Noun Projectの useiconic.com により制作

承認と所属の表示
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